2024.05.27

2024.05.30

Amazon広告をおすすめする3つの理由!広告の打ち出し方・費用・注意点を解説

Amazon #ウェブ広告 #マーケティング #集客
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永木 貴幸

株式会社illustrious CEO

「Amazon広告がおすすめの理由は?」
「Amazon広告を導入・運用する方法は?」
「Amazon広告を運用する際の注意点は?」

上記のようにAmazon広告の導入や運用で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

Amazonに出店している商品の認知度・売り上げをアップさせるなら、Amazon広告の活用がおすすめです。ただしAmazon広告は、種類によって運用方法や表示できる広告の範囲が異なります。商品に適切な広告を選択しなければなりません。

本記事では、Amazon広告をおすすめする理由・広告の種類・運用方法について詳しく解説します。またGoogle・Yahoo広告との違いや、Amazon広告の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Amazonに出店を検討しているなら、Amazon広告の運用経験が豊富なイラストリアスにお任せください。商品やサービスの認知度・売り上げアップにつながるAmazon広告運用を全面サポートいたします。下記のリンクより、ぜひお気軽にご相談ください。

Amazon広告とは|Amazon内外で配信できる広告サービスのこと

Amazon広告とは、Amazonのサイト内外で表示できる広告サービスのことです。

Amazonで商品検索をした際に上位表示させたり、商品に関連性のあるページに広告を打ち出せたりします。また広告の種類によってはAmazonサイト内だけでなく、外部のサイトにも掲載可能です。

2023年度のAmazon日本事業の売上高は、約3.6兆円であると公表されました。Amazonに出店する企業や商品数は多く、今後も売上高は上昇すると予想されます。

数多くある商品の中から自社商品を選んでもらうためにも、Amazon広告の導入がおすすめです。おすすめする理由については、次章で詳しく解説します。

参照: Yahoo!ニュース「アマゾン日本事業の売上高は約3.6兆円、ドルベースは260億ドルで6.6%増

Amazon広告の導入をおすすめする3つの理由

Amazon広告の導入をおすすめする理由は以下の3つです。

  1. 商品の認知度が向上する
  2. 細やかなターゲティング設定ができる
  3. 商品やブランドのマーケティング戦略を検討できる

それぞれの理由について詳しく解説します。

1.商品の認知度が向上する

Amazon広告を導入することで、商品の認知度向上につながります。商品の認知度が向上する理由は、以下の3つです。

  • 商品検索結果ページに上位表示される
  • 競合となる商品のページに表示できる
  • Amazonが所有する外部サイトに表示される

 

商品を検索した際に検索結果ページに上位表示できると、消費者の目に留まりやすいです。

また、競合となる商品のページやAmazonが所有する外部サイトに表示されると、消費者に商品を知ってもらう機会が増えます。

Amazonは、「商品を購入したい」などの購買意欲の高い消費者が多いです。商品が表示される回数を増やし認知度を向上できれば、売上アップにつながります。

2.細やかなターゲティング設定ができる

細やかなターゲティング設定ができることも、Amazon広告の導入をおすすめする理由です。細やかなターゲティング設定により、ニーズのある消費者に対して商品を直接的に訴求できます

Amazonでは下記のようなターゲティング設定が可能です。

  • キーワードターゲティング
  • 商品ターゲティング
  • オートターゲティング
  • マニュアルターゲティング

 

キーワードターゲティングでは、設定したキーワードを検索した際に自社商品を表示できるターゲティング設定のことです。商品ターゲティングでは、商品カテゴリや関連性の高い商品に紐づけて自社商品を表示できます。

オートターゲティングとマニュアルターゲティングは、スポンサープロダクト広告にて使用できるターゲティング設定のことです。Amazon側で広告表示を最適化してくれます。

3.商品やブランドのマーケティング戦略を検討できる

Amazon広告を導入することで、商品やブランドのマーケティングを検討できます。広告分析が可能な「キャンペーンレポート」を活用することで、広告費用対効果や広告費売上高比率などを把握できるからです。

キャンペーンレポートでは、打ち出した広告期間から広告にかかった費用や収益率などを確認できます。また、設定したキーワードのインプレッション数や商品のクリック数の確認も可能です。

広告に関するさまざまな数値を取得し、マーケティング戦略の検討・改善を繰り返すことで、商品の売上アップにつながります。

Amazon広告とGoogle・Yahoo広告の違い

Amazon広告とGoogle・Yahoo広告の違いは以下のとおりです。

  • 広告を打ち出す場所に違いがある
  • 消費者の検索意図に違いがある

 

それぞれの違いについて詳しく解説します。

広告を打ち出す場所に違いがある

Amazon広告の場合は、Amazonのサイト内外で広告の打ち出しが可能です。一方、Google・Yahoo広告では、検索エンジン内に広告を打ち出せます。

検索エンジン内に広告を打ち出せば、自社サイトの商品ページへ流入が可能です。ただし、Amazonサイト内での上位表示はできません。

Amazonサイト内での上位表示が目的であれば、Amazon広告を導入しましょう。

消費者の検索意図に違いがある

Amazon広告とGoogle・Yahoo広告では、消費者の検索意図が異なります。Amazonでは、「商品購入」が目的の消費者が多いです。

一方、GoogleやYahooでは「商品購入」が目的の消費者だけではありません。「商品を知りたい・探したい」が目的の消費者も多く、商品購入に直結しない場合も含まれます。

Web広告では消費者の検索意図の違いを把握したうえで、商品やサービスに適した広告を打ち出さなければなりません。Amazonで出品している商品の認知度・売り上げのアップを図るなら、Amazon広告の導入を検討しましょう。

Amazon広告の種類

Amazon広告の種類は以下の4つです。

  1. スポンサープロダクト広告|商品検索結果や商品詳細ページに表示できる
  2. スポンサーブランド広告|商品検索結果の目立つ場所に表示できる
  3. スポンサーディスプレイ広告|Amazon内外のサイトに表示できる
  4. その他の広告

それぞれの広告の特徴について詳しく解説します。

1.スポンサープロダクト広告|商品検索結果や商品詳細ページに表示できる

スポンサープロダクト広告は、商品検索をした際に表示されるページや商品詳細ページに表示できる広告のことです。類似商品にも広告表示できるため、商品の認知度をアップできます。

広告が表示されるのは、デスクトップ・モバイル・アプリです。商品に合うキーワードを自ら設定したり、商品に関連するキーワードを自動で設定できたりします。

2.スポンサーブランド広告|商品検索結果の目立つ場所に表示できる

スポンサーブランド広告とは、企業のブランドを商品検索結果の目立つ場所に表示できる広告のことです。広告を打ち出すには、Amazonブランドに登録する必要があります。

広告が表示されるのは、デスクトップ・モバイルです。キーワードターゲティングを設定し、ターゲットとなる消費者のページにブランド広告を表示できます。

3.スポンサーディスプレイ広告|Amazon内外のサイトに表示できる

スポンサーディスプレイ広告とは、Amazonサイト内だけでなく外部のサイトにも表示できる広告のことです。Amazonに出品していない商品やサービス(住宅や旅行など)でも、スポンサーディスプレイ広告を利用できます。

Amazonに出店していない場合は、広告をクリックすると企業のWEBサイトに移動可能です。Amazonに出品している場合は、広告をクリックするとAmazonの商品詳細ページに移動できます。

4.その他の広告

Amazon広告では、以下3つの広告も打ち出せます。

広告の種類

概要

動画広告

Amazon内で商品の動画広告を打ち出す方法
動画のガイドラインやクリエイティブの要件を満たす動画作成が必要

カスタム広告

Amazonの広告チームと契約して広告を打ち出す方法
配送用ダンボールに広告を取り入れたり、チラシを同封できたりする

AmazonDSP

Amazon外のDSP広告枠に広告を打ち出す方法
Amazonに出品登録していない企業でも広告を配信できる

広告の種類によっては、運用までに時間がかかります。上記の広告運用を検討している際は、Amazonに問い合わせしたうえで各種手続きを実施してください。

Amazon広告の運用にかかる費用

Amazon広告の運用にかかる費用は商品やブランド、広告の種類などによって異なります。費用が異なる理由は、CPC(クリック単価)やvCPM(1,000回表示あたりの単価)の課金方式を採用しているからです。

広告の種類別に、課金方法をまとめました。

広告の種類

課金方式

スポンサープロダクト広告

CPC(クリック単価)

スポンサーブランド広告

CPC(クリック単価)
vCPM(1,000回表示あたりの単価)

スポンサーディスプレイ広告

CPC(クリック単価)
vCPM(1,000回表示あたりの単価)

CPC(クリック単価)は、消費者が広告を1回クリックした場合に発生する広告費用のことです。キーワードやブランドごとに単価が異なります。

vCPM(1,000回表示あたりの単価)とは、広告が1,000回表示されたときに発生する広告費用のことです。企業の予算と入札額(広告に支払ってもいい金額)を設定するため、商品やブランドによって単価が異なります。

Amazon広告を運用する2つの方法

Amazon広告を運用する方法は以下の2つです。

  1. 自社で運営する
  2. Amazon広告運用のプロに依頼する

それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

1.自社で運営する

自社で運営するメリットは、広告の入札額や予算のみでAmazon内に広告を打ち出せることです。Amazonに出品した商品に合う広告を選択し、入札額や予算を設定すれば自社で運営できます。

ただし商品に合わない広告を打ち出しても、費用がかかるだけで売り上げを見込めません。また、広告の種類によって運用方法が異なるため、スキルや知識が無いと初心者には運用が難しいです。

2.Amazon広告運用のプロに依頼する

Amazon広告運用のプロに依頼するメリットは、プロの視点で商品やサービスに合うAmazon広告を運用できることです。

依頼する費用はかかりますが、Amazon広告に関するスキルや知識がなくても商品の売上アップが期待できます。

Amazon広告の打ち出し方・始める手順

Amazon広告の打ち出し方・始める手順は以下の通りです。

  1. Amazonの出品用アカウントを作成する
  2. Amazon出品用アカウントから商品を登録する
  3. Amazon広告の種類・予算を設定する

それぞれの手順について詳しく解説します。

1.Amazonの出品用アカウントを作成する

まずAmazonで広告を打ち出すために、Amazonの出品用アカウントに登録しましょう。登録には、銀行口座・クレジットカード・身分証・納税情報・電話番号などが必要です。

出品方法は、「小口出品」と「大口出品」の2つがあります。広告を打ち出す際は、「大口商品」の登録が必須であるためご注意ください。

なお登録費用は大口商品の場合、月額4,900円と販売手数料などが発生します。その他の詳しい手数料については、下記よりご確認ください。

参照:Amazon「Amazon出品サービスの手数料

2.Amazon出品用アカウントから商品を登録する

次に商品に関する詳細な情報(商品名や価格など)を登録しましょう。Amazonに同一商品が出品されていれば、その商品を参考に情報を登録します。同一商品がなければ、正しい商品情報を登録しなければなりません。

また出品する商品には、製品コード(JANコードなど)が必要です。製品コードがあれば、コード入力後に販売開始できます。

製品コードがなければ、GS1(製品コードを発行する企業)で製品コードを作成しましょう。もしくは、Amazonへ製品コード免除申請をおこなってください。

参照:Amazon「製品コード免除の申請方法

3.Amazon広告の種類・予算を設定する

商品登録を終えたら、Amazon広告の種類や予算を設定しましょう。Amazon出品管理画面(セラーセントラル)より、広告の申し込みが可能です。

広告の種類によって設定方法が異なるため、それぞれの手順に沿って登録してください。また広告を設定しても、審査が通らなければ広告を打ち出せません。広告を設定する前に、審査内容も把握しましょう。

参照:Amazon「スポンサーブランド広告とスポンサーディスプレイ広告の審査完全ガイド

Amazon広告を運用する際の3つの注意点

Amazon広告を運用する際の注意点は以下の3つです。

  1. 広告運用できない商品をチェックする
  2. 広告の種類によって出品登録を変更する必要がある
  3. 商品ページの情報を充実させる

それぞれの注意点について詳しく解説します。

1.広告運用できない商品をチェックする

Amazon広告を運用する前に、広告を打ち出せない商品をチェックしましょう。広告運用できない商品は以下のとおりです。

  • アダルト商品
  • 中古商品
  • 再生商品
  • 生産終了となっている商品

 

その他にも広告が禁止されている商品やカテゴリーがあります。また地域によって禁止されているコンテンツもあるため、事前にAmazon内のポリシーを確認してください。

参照:Amazon「スポンサー広告のガイドラインおよび承認ポリシー
参照:Amazon Ads「ガイドラインおよび承認ポリシー

2.広告の種類によって出品登録を変更する必要がある

Amazonでは広告の種類によって、出品登録の内容を変更する必要があります。たとえばスポンサープロダクト広告の場合、おすすめ商品の対象でなければなりません。

Amazonおすすめ商品の対象に必要な要件は以下のとおりです。

  • 大口出品
  • 出品者のパフォーマンス指標がよい
  • 一定の注文数を満たしている

 

なおスポンサーブランド広告やスポンサーディスプレイ広告の場合は、「Amazonブランド登録」をしなければなりません。ブランドの登録には、商標登録がされていることが必要です。

3.商品ページの情報を充実させる

Amazonで売上をアップさせるため、商品ページの情報を充実させましょう。効果的な広告を打ち出していても、商品ページが充実していなければ売上につながらないからです。

商品ページの情報を充実させるために、Amazon公式が提示しているキーワードの設定方法や、効果的なキーワードを設定しましょう。また、禁止されているキーワードを設定しないように注意してください。

また、商品名はAmazon内の検索で重視されています。商品名を見ただけで商品がわかるように、詳細な情報(サイズや色など)を記載しましょう。

Amazon広告を活用し商品の認知度・売り上げアップを図ろう!

Amazonに出店している商品の認知度・売上アップを図るためには、商品・サービスに適した広告の活用が大切です。今回ご紹介した広告の種類から、自社商品に合う広告を選択し運用しましょう。

イラストリアスは、DX支援など実施しているEコマースのプロフェッショナル集団です。Amazonに出店を検討しているなら、Amazon広告の運用経験が豊富なイラストリアスにお任せください。

またAmazonだけでなく、さまざまなEコマースの導入・運用支援も実施しています。Eコマースの導入・運用でお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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